次もドラム式でいい?
新品でも残る負担と、次の機種の選び方
現在、ドラム式洗濯乾燥機を使っていると、買い替えるときも、自然と次もドラム式を探し始めるのではないでしょうか。
洗濯から乾燥まで1台で終わる。洗濯が終わるのを待って干す必要もなく、外出中や就寝中にも乾燥まで進められる。
一度この生活に慣れると、洗濯物を干す・取り込む生活には戻りたくないと感じる人もいるでしょう。
その感覚があり、現在も乾燥まで使うことが多いなら、次もドラム式を軸に選んでよいと思います。
ただし、新しいドラム式に替えれば、現在の不満がすべて解消するとは限りません。
残したい便利さが確認できたら、次は現在の不満から機種を選ぶ条件に変えていきます。
次もドラム式でよい人
次のような生活を残したいなら、次もドラム式を中心に考えてよいでしょう。
- 洗濯から乾燥までを連続して使うことが多い
- 洗濯物を干したり取り込んだりする生活には戻りたくない
- 外出中や就寝中にも、1台で乾燥まで終わらせたい
ドラム式によって減らせているのは、干す・取り込む時間だけではありません。
天候を確認すること、干す場所を確保すること、洗濯終了に合わせて行動することも減らせます。
残したいのは、ドラム式という機械そのものではなく、洗濯に行動を縛られなくてもよい生活なのかもしれません。
その生活を手放したくないなら、次もドラム式を選ぶ理由は十分にあります。
新品にすれば、今の不満は解消する?
現在の不満は、大きく3つに分けられます。
買い替えで改善しやすい不満
- 故障している、または乾きにくさなどの不具合が出ている
- 家族構成や洗濯量が変わり、現在の容量では足りなくなった
- 現在の機種に必要な機能がない
このような不満は、新しい機種への買い替えで改善する可能性があります。
機種を正しく選ばないと残る不満
- 一度に乾燥できる量が少ない
- 乾燥に時間がかかる
- 手入れに手間がかかる
- 本体や扉が使いにくい
- 運転音が気になる
これらは、新品であれば自動的に解決するわけではありません。
容量不足が不満なら、洗濯容量だけでなく、一度に乾燥できる量を確認する必要があります。現在の洗濯量に合わなければ、買い替えても同じ不満が残るからです。
手入れが不満なら、「自動お手入れ」という名称だけでなく、自分が何を、どの頻度で掃除するのかを見る必要があります。
新品でも残る負担
- 1台で洗濯と乾燥を行うため、乾燥中は次の洗濯を始められない※1
- 洗濯できる量と乾燥できる量が同じとは限らない※2
- 定期的な手入れは必要になる※3
- 本体が運転できない故障では、洗濯と乾燥の両方が使えなくなる※4
これらは、機種を新しくしても完全にはなくなりません。
それでも、干す・取り込む作業を減らせる方が自分には重要だと思えるなら、次もドラム式で進んでよいでしょう。
今の不満から、次の機種を選ぶ条件を決める
新しいドラム式なら何でもよいのではなく、現在の不満に対応できる機種を選ぶことが大切です。
一度に乾燥できる量を増やしたい
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次の機種では、普段乾燥まで任せたい量が、乾燥容量に収まるかを確認します。
特に注意したいのが、洗濯容量と乾燥容量の違いです。
一度に洗えても、そのまま同じ量を乾燥できるとは限りません。
普段、乾燥まで任せたい量が収まらなければ、途中で一部を取り出したり、最初から洗濯物を分けたりする作業が残ります。
手入れの負担を減らしたい
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確認したいのは、機能の名称ではなく、購入後に自分が行う手入れです。
- 毎回掃除する場所
- 定期的に掃除する場所
- 自動で洗浄される範囲
- 自分で掃除する必要がある範囲とその負担
「自動」と書かれていても、すべての手入れがなくなるとは限りません。※3
現在の機種で負担に感じている作業が、次の機種ではどう変わるのかを確認します。
少しでも早く乾かしたい
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次の機種では、洗濯を始めてから乾燥が終わるまでにかかる時間を確認します。
見るのは、メーカーが示している「洗濯〜乾燥時間」です。
機種によって、洗濯から乾燥までにかかる時間には差があります。
ただし、機種によっては時間が固定ではなく、運転条件などによって変わるため、単純に一つの数字だけでは比べられない場合もあります。
普段どのくらいの時間で乾燥まで終わってほしいのかを基準に、次の機種を確認します。
静かなものがいい
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洗濯・脱水・乾燥では、運転音の大きさがそれぞれ異なります。
乾燥している間の音が気になるなら、確認したいのは「乾燥時の運転音」です。
機種を比べるときは、メーカーが示している乾燥時の運転音(dB)を確認します。
「静かそう」という印象だけではなく、同じ項目で機種同士を比べることができます。
現在の機種で乾燥中の音が気になっているなら、次の機種ではどの程度変わるのかを確認します。
乾燥中に次の洗濯を進めたい
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この点は、新しいドラム式でも残ります。
多少不便でも、洗濯から乾燥までを1台で終えられることを優先するなら、次もドラム式で問題ありません。
→ ドラム式の現行機種を見る
一方、これが現在の最大の不満であり、必ず改善したいなら、すべての選択肢へ戻る必要はありません。
洗濯機と乾燥機を分け、洗濯と乾燥を並行できる方法だけを比較すれば十分です。
これといった不満があるわけではない
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現在の機種に大きな不満がなく、故障や不調をきっかけに買い替えを考えているなら、無理に改善したい条件を増やす必要はありません。
修理して今の使い方を続ける方法も含めて考えながら、買い替える場合は、今まで困っていなかったことがそのまま続けられるかを確認します。
乾燥まで任せられることや容量、手入れ、運転時間など、今の生活で問題になっていない部分は、少なくとも今より負担が増えないことを基準にします。
新しい機能の多さではなく、今の生活を無理なく引き継げるかを見ていけば十分です。
見つかった条件から機種を絞る
ここまで読んで、
- 干す生活には戻りたくない
- 新品でも残る負担は受け入れられる
- 現在の不満は、機種の選び方によって改善できそう
と思えたなら、次もドラム式でよいかを考え続ける必要はありません。
→ まだ次もドラム式にするか迷っているなら、「5つの選択肢」に戻って考える
次に見るべきなのは、単に人気のある機種ではなく、現在の不満に対応できる機種です。
大切なのは、自分が残したい生活を支え、現在の不満を繰り返さない機種を選ぶことです。
一体型以外の方法も含めて考えたい場合は、買い替え前に知っておきたい5つの選択肢から全体像を確認できます。
本記事の確認に使用した公式情報
※本文の技術的な説明は、メーカーの公式仕様、Webマニュアル、サポート情報をもとに確認しています。製品の仕様や必要な手入れは機種によって異なるため、購入時には検討している機種の最新情報もご確認ください。
※1 乾燥中に次の洗濯を始められないこと
一般的な一槽式のドラム式洗濯乾燥機は、同じドラムで「洗濯」「洗濯から乾燥」「乾燥」の運転を行います。そのため、ドラムを乾燥運転に使用している間は、同じドラムで別の洗濯を並行して進めることはできません。
確認資料:
本文の説明は、公式マニュアルに示された製品の運転構造をもとにしています。
※2 洗濯容量と乾燥容量の違い
ドラム式洗濯乾燥機には、洗濯容量より乾燥容量が小さい機種があります。たとえば、パナソニックNA-LX129ELは、洗濯・脱水容量12kgに対して乾燥容量6kgです。
確認資料:
※3 定期的な手入れと自動おそうじの範囲
自動おそうじ機能を搭載した機種でも、利用者による手入れがすべて不要になるとは限りません。
日立BD-STX130Jには、洗濯槽・乾燥経路・ドアパッキンの自動おそうじ機能があります。一方で、糸くずフィルターは約1か月に1回、槽洗浄は3~4か月に1回程度の手入れが案内されています。
また、汚れの程度によっては自動おそうじで洗い流せない場合があり、槽洗浄コースとの併用も推奨されています。手入れする場所や頻度は、機種ごとに確認する必要があります。
確認資料:
※4 故障時の影響
故障の影響範囲は、不具合が生じた部分によって異なります。乾燥機能に問題が生じても、洗濯運転だけは可能な場合があるため、すべての故障で洗濯と乾燥の両方が直ちに使えなくなるわけではありません。
一方、本体そのものが運転できない状態では、1台で行っている洗濯と乾燥のどちらも進められません。そのため、本文では「故障すると必ず両方が使えなくなる」とはせず、「本体が運転できない故障では」と限定しています。
なお、洗濯運転だけが可能な状態でも、メーカーが安全のため使用中止と点検を案内している故障があります。
確認資料:
公式情報の最終確認日:2026年7月17日